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7月13日 −作家・津本陽
武田信玄の小説というと、NHK大河ドラマの原作ともなった新田次郎の『武田信玄』が一番最初に思い浮かぶかもしれない。しかしながら、アマゾンで検索してみると津本陽版の『武田信玄』のほうが実は売り上げのランキングは上なのである。 なぜそのような結果になるのだろうか。試しに、津本陽という作家の著作をみてみると、プロフィールにもある『下天は夢か』は織田信長の小説であるし、徳川家康は『乾坤の夢』、ほかにも『前田利家』、『 独眼龍政宗』など、有名な戦国武将を多数描いていることがうかがえる。この点は、新田次郎とは決定的に違っているといっていいだろう。 とくに面白いのは、津本が小説に取り上げる人物は、戦国時代に限らず近代・現代にも及ぶところである。高橋是清や松下幸之助にまで、その著作は及んでいる。こうした多くの著作が生む幅広い津本ファンが、自分のひいきにしている武将以外の著作も読んでみたいと思うのかもしれない。
■「のぼる爺ちゃんの甲州弁辞書」・・・津本版の『武田信玄』は、信玄や家臣らの会話が「甲州弁」で書かれているので、山梨県人でないと分かりづらい部分があるかも知れません。このサイトは入門講座や会話例などのコーナーがあり、標準語を甲州弁に自動翻訳してくれたりもします。読み進めるのに役に立つと思います。 ■読書録 津本陽・・・ アマゾンの『武田信玄』のページにはレビューがなかった(2002年7月13日現在)ので、津本陽作品の読書録を載せている方のHPにリンクさせてもらいました。やはり、やはり武田信玄も読んでいらっしゃいますね。うれしいものです。 ■ 武田信玄〈上〉講談社文庫 ■武田信玄〈中〉講談社文庫 ■武田信玄〈下〉講談社文庫 ・・・津本陽版が直接買えるページにそれぞれリンクしておきました。 ■新田次郎版 『武田信玄』全4巻 文春文庫・・・同じくこちらは 新田次郎版が直接買えます。
おまけ
■[お薦め本・書評]幻冬舎ウェブマガジン・・・書評家・清原康正さんによる書評が読めます。 ■不況もまた良し・・・直接アマゾンのページで買えます。レビューも3つ(2002年7月13日現在)あります。 |
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