信玄公祭り
4月上旬
4月12日(信玄公命日)前週の土曜日
雨天決行
戦国の名将「武田信玄公」が蘇る
信玄公の館跡
つつじ崎(現在の武田神社)の桜がさきほこる春4月、甲府盆地には「風林火山」の旗がはためき、いっきに戦国時代にタイムスリップする。
信玄公の命日4月12日を中心に山梨県内の各地では、信玄公の遺徳を偲ぶさまざまな「信玄公祭り」が執り行われる。 400年の時をこえて甲州軍団出陣
信玄公祭りのメインは「甲州軍団出陣」だ。
武田の領国各地から1、600余名の軍勢が甲府駅前広場に集結し、川中島に向け出陣する。
燃え盛るかがり火のもと、信玄公をとりまく勇猛果敢な武田二十四将とともに執り行う出陣の儀式・三献の儀から「風」「林」「火」「山」の各軍団の出陣へと、華麗ななかにも勇ましい一大戦国絵巻がくりひろげられる。
信玄公祭りスケジュール |
<参考>
日程は2002年(すでに終了)のものです。
前夜祭
4月5日(金)
午後4時〜午後8時45分 出陣当日
4月6日(土)
甲州軍団出陣 (午後2時30分〜午後9時)
軍団行進(午後5時〜午後9時)
賑わい城下町(5日は屋台のみ)
4/5(金) 15:00〜21:00
4/6(土) 10:00〜21:00
4/7(日) 10:00〜16:00 |
|
百花繚乱の甲斐の国
この時期、甲府盆地は桃の花がいっせいに咲きほこり、見事な桃源郷となる。標高200メートルから3、000メートル級の山々までつらなる甲斐の国は、3月末の盆地から5月連休の高原へと順次さくらが咲き、野辺をいろどる花々ともども百花繚乱の風景が展開する。
桜、桃につづいてアヤメ、すずらん、ツツジ、ラベンダーから夏の高原を彩るコスモス、ひまわりへと甲斐の国は花づくしになる。
(注)個人的・主観的な感想
普段見ることがなかなかできない馬の行列が、かがり火の光を受けて夜に映る。
その光景は日常から離れた「祭り」そのもので、解放感があって心地が良い。
この祭りは、山梨県人が誇るべき武田信玄を再認識する重要な祭りだ。
しかしながら、100点満点かというと、そうとも言えない。
「いい祭り」には、どんなものであっても、参加者の「本気」「気迫」「覚悟」といったものがある。
諸事情などあるのだろうが、参加者のほとんどが県職員・市町村職員に限られているからか、観衆の心を揺さぶるような気迫が感じられない。
この点が改善されれば、名実ともに戦国時代の勇ましい武田騎馬隊がふたたび甲斐の国に復活することだろう。
楽しみである。
→7月27日の記事へ
|